ブログ

防災に取り組む理由 エンパシーの時代

 永く住み続けられる価値ある住まいを実現するために、弊社「IMPLE HOUSE」事業では防災について考えてきました。そのなかで見えてきたのは、地域によって防災への関心度合が大きく違うという事です。災害を経験した地域は関心が高く、災害を経験していない地域は関心が低いという当たり前といえば当たり前の事実。災害大国である日本においても、災害を他人事と考える人が多いようです。

 

 毎年どこかで災害が発生する現代は、他人の出来事でも自分の身に起きた事のように考える想像力が重要になってきていると思います。悲しみ、憤り、絶望、後悔。被災された方々に起きた事を知れば、他人事では済まされなくなると思います。

 

 ここでご紹介する東日本大震災での出来事を克明に記した石井光太さんの書籍は、災害を他人事として済ませることを許さない力を持っています。

【「遺体 震災、津波の果てに」 著者:石井光太 発行:株式会社新潮社】

【「津波の墓標」 著者:石井光太 発行:株式会社徳間書店】

 

 読んで頂ければ、「かわいそう」だとか、「大変だったんですね」だとかで済ませられない災害の実態が理解できるはずです。そして多くの方々にとって防災を考えるきっかけになるのではないかと思います。      R.02.02.02