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下関市の活断層 防災を考える

 現在は地震の活動期です。そして下関市でも震度7の地震が発生する可能性があります。その事実をこの下関においてどの程度の方が認識されているでしょうか。

 

 下関市に大きな影響を及ぼす可能性を持つ活断層は、「菊川断層帯」、「小倉東断層」の2つが知られています。「菊川断層帯」は中部区域でマグニチュード7.6程度、「小倉東断層」はマグニチュード7.1程度の地震が発生する可能性があります。阪神・淡路大震災はマグニチュード7.3、熊本地震の前震はマグニチュード6.5・本震はマグニチュード7.3、いずれも最大震度7を観測しています。下関市のホームページで閲覧可能な「ゆれやすさマップ」を見ると、「菊川断層帯」では最大震度7を想定した地域があります。下関市でも地震は他人事ではないのです。

 

 【災害に負けない「居住福祉」 著者:早川和男 発行:株式会社藤原書店】のなかで早川さんは、阪神・淡路大震災の21年前から地震学者たちは地震の警告を続けていた事、そしてその忠告を当時の行政が無視していた事を指摘しています。

 

 我々不動産会社は、住まいとひとをつなぐ役割を担っており、その社会的責任は重大なものだと考えます。住まいを通じて防災と福祉を考える不動産会社として、その責任を全うしたいと思います。     H.31.01.17