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事業者向け長寿命化リフォームセミナー

 先日「事業者向け長寿命化リフォームセミナー」を受講してきました。山口県ゆとりある住生活推進協議会(通称:ゆとり協)が主催する住宅関連事業者向けのセミナーで、リフォーム支援制度や最新住宅リフォーム関連情報の解説などを聴講出来る貴重な機会です。講師の方が仰っていましたが、山口県の参加者数は他県と比較しても多いとの事でした。

 

 講義では、つくっては壊す時代の「必需リフォーム」から「長寿命化リフォーム」への転換期を迎えた現在、住宅関連事業者が住まい手が得られるベネフィット(利益)をきちんと提案し「長寿命化リフォーム」を実施できるスキルを習得する事の重要性を、あらためて実感する事が出来ました。「長寿命化リフォーム」には、「耐久性能」、「耐震性能」、「省エネルギー性能」、「バリアフリー性能」、「維持管理・更新の容易性」の5つの住宅性能が求められ、それらは全て住まい手のベネフィット(利益)に繋がるものです。そのベネフィット(利益)には、「安心・快適・健康的な住まいと暮らし」、「資産価値の維持・向上」、「住居費負担の軽減」、「環境負荷への配慮」、「社会資産としての価値創出」の5つが挙げられます。

 

 竣工時のほんの一瞬が建物価値の頂点と考える「新築信仰」は、高度成長期を支える役割を果たしてきました。しかし今や住まいは、資産価値を向上させ社会ストックとして循環させる時代に突入しています。弊社も、古い価値観に縛られず、新しい時代のニーズに対応していきたいと考えます。     H.30.12.03