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フェアトレード

弊社では「不動産の適正価格による取引」の推進を企業理念に掲げて事業活動を行っています。その核となる「適正価格」とはどのように算出すればよいのでしょうか。弊社は「適正価格」を求めるには「人」を想わなければならないと考えています。

 

不動産売買取引には売る側と買う側があります。売る側は少しでも高く売りたい、買う側は少しでも安く買いたいと考えるものです。互いの主張が対立すれば取引は成立しません。その様な当事者の間に入り、取引を成立させる役割を持つのが我々不動産業者です。土地や建物の評価を算出する計算の仕組みは色々あります。しかし最終的に売る側と買う側にあるそれぞれの想いを理解しなければ、「適正価格」は見出されません。どちらの立場も公平に利益を享受出来る仕組みを実現する為に、様々な価値観や中立性、そして倫理観が必要となります。

「コスト意識」という言葉があります。企業経営では必要な概念と考えられていますが、「適正価格」を考える場合は対義語の様な意味を持つと思います。「コスト意識を高める」、「コスト削減」など当たり前に使われる言葉ですが、そこでは「人件費」と「コスト」とは同義語となっています。「コスト意識」という言葉は、結局は人件費を削り成り立ついびつな構造を正当化する言葉だと思います。「過労死問題」、「ラナ・プラザビル倒壊事故」の様な悲劇が繰り返されない為にも、「適正価格」を考えて事業を行わねければなりません。そして「適正価格」を求める為に、「人」を想う事を忘れてはなりません。

 

前出ブログ「ordinary people」の回でも記述しましたが、普通の人々が普通に持つ良心に従う事、「不動産の適正価格による取引」を推進する為にも必要な事だと思います。     H.30.05.26