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女性目線とは

住宅を扱う仕事をしていると、様々な家の間取が気になります。

弊社の「インプルハウス」でも「家事ラク動線」や「バリアフリー化」の導入において間取はかなり悩みました。そして、その内容を伝える為の説明文章も試行錯誤して表現しています。その際、気を付けている点があります。

 

「家事=女性の仕事」といった固定観念を払拭する事です。

 

住宅の広告で「ママに優しい家事動線」、「女性目線で考えた間取」というキャッチコピーをよく見かけます。一見すると、思いやりに満ちた間取を提案しているかに思えます。しかし、それは「家事=女性の仕事」という固定観念からくる大きな誤解です。優しい物言いで「家事はお願いね、ママ」、「家事をするのは女性です」と言っているのと同じ表現なのです。

 

時代錯誤ですね。

 

さて本当の女性目線とはどのような事でしょう。そもそも男性らしさや女性らしさを生物学的な見地以外で定義する事は出来るのでしょうか。思いやりのつもりで人を傷つける事の無い様にしたいものです。