ブログ

おとなへの苦言

 サン=テグジュペリの「星の王子さま」にある一節を引用したいと思います。

 

 『もしおとなに「バラ色のレンガでできたすごくきれいな家を見たよ。窓辺にはゼラニウムがいっぱい咲いていて、屋根にはハトが何羽もいるんだ・・・・・・。」と話しても、おとなはうまく想像することができない。それにはこう言わなくてはならないのだ。「十万フランの家を見たよ!」するとおとなたちは歓声をあげる。「それはすてきだろうね!」』 (河野万里子訳 新潮文庫)

 

 リノベーション完成物件の感想で「いくらかかったの。」とか「相当お金かかったでしょう。」などと言われることがよくあります。大人になると自分の感性を働かせることが難しくなる様です。住まいの本質を感じ取れる不動産屋でありたいと思います。      R.01.05.28