最近気になること 社会のことなど
写真は乱読中の本です。 雑誌ジュリストは、区分所有法の改正、所有者不明土地法制、成年後見制度など実務に関わる内容について論点整理をしておきたい事柄についてのものです。特に区分所有法は住まいの問題であり、今回の改正の背景や先送りとなる課題など理解しておかなければならない点が山ほどあります。 小説は、ハン・ガンさんと町田そのこさんのものです。写真には入っていませんが、吉田修一さんのものも少しづつ読んでいます。 スパイ防止法制の動きも心配です。小林多喜二や三木清のような日本の宝となる存在ですら犠牲となった戦前の日本社会が、どのように作り上げられたのか。そして新しい戦前と言われる現代において、スノーデンファイルで明らかにされた監視社会の現実と、どう向き合っていけばよいのか。 そんな社会との向き合い方を考える上で、社会学に関する本は欠かせません。その社会を動かす投票行動や民主主義についても基礎となる憲法から理解を深める必要があります。 私たちが生きる社会は、他者との関係で成り立ちます。社会と向き合うということは、他者と自己の折り合いをつけることです。その中に時間という概念が存在します。人の苦しみや喜びには、必ず他者と時間が存在します。他者と時間の実在を証明するものは自己であり、同時に、自己の実在を証明するものは他者と時間であると思います。より良い社会の実現のヒントを、レヴィナスからも探したいと思います。
note更新 読書感想 『ジェイムズ』を読んで知る民主主義の正しい使い方
noteに新しい記事を掲載しました。 『ジェイムズ』を読んで知る民主主義の正しい使い方 『ジェイムズ 著者:パーシヴァル・エヴェレット 訳者:木原善彦 発行:株式会社河出書房新社』 奴隷制度を過去のものとしてではなく、現代社会にも形を変えて生き続けるものとして描く本書は、全米図書賞やピュリツァー賞など様々な賞を受賞した作品です。古典を題材として取り上げながら、現代社会の問題を鋭く描く内容は、深い主義主張を嫌う日本ではあまり受け入れられないかもしれません。 ただ表面的には、ドラマティックな展開がちりばめられた物語に引き込まれる要素もあり、受賞歴などの話題性も手伝い多くの読者を獲得することでしょう。映画化の話もあるようなので、さらなる読者層の広がりも期待されます。 なぜピュリツァー賞を受賞したのか?そのような視点が生まれると、より本書の魅力が伝わるのではないかと思います。例えば、スタインベックの『怒りの葡萄』と比較したり。 芸能事務所による奴隷契約との連関についても考察したnote掲載記事も、ぜひご一読ください。





