最近気になること 社会のことなど

写真は乱読中の本です。 雑誌ジュリストは、区分所有法の改正、所有者不明土地法制、成年後見制度など実務に関わる内容について論点整理をしておきたい事柄についてのものです。特に区分所有法は住まいの問題であり、今回の改正の背景や先送りとなる課題など理解しておかなければならない点が山ほどあります。 小説は、ハン・ガンさんと町田そのこさんのものです。写真には入っていませんが、吉田修一さんのものも少しづつ読んでいます。 スパイ防止法制の動きも心配です。小林多喜二や三木清のような日本の宝となる存在ですら犠牲となった戦前の日本社会が、どのように作り上げられたのか。そして新しい戦前と言われる現代において、スノーデンファイルで明らかにされた監視社会の現実と、どう向き合っていけばよいのか。 そんな社会との向き合い方を考える上で、社会学に関する本は欠かせません。その社会を動かす投票行動や民主主義についても基礎となる憲法から理解を深める必要があります。 私たちが生きる社会は、他者との関係で成り立ちます。社会と向き合うということは、他者と自己の折り合いをつけることです。その中に時間という概念が存在します。人の苦しみや喜びには、必ず他者と時間が存在します。他者と時間の実在を証明するものは自己であり、同時に、自己の実在を証明するものは他者と時間であると思います。より良い社会の実現のヒントを、レヴィナスからも探したいと思います。

note更新 LPガス設備に関する最高裁判決

noteに新しい記事を掲載しました。 LPガス設備に関する最高裁判決 「プロパンガスは料金が高い」と感じる方は多いかもしれません。 ではなぜ高いのか。 「無償貸与」、「無償配管」という言葉を聞いたことがありますか? アパートなどの集合住宅や一戸建ての建売住宅、不動産会社が売主となる中古住宅などでプロパンガスを使用している場合、ほとんどの物件で「無償貸与」による設備が設置されていたり、「無償配管」によるガス配管だったりします。建設業者や不動産会社がプロパンガス事業者に設備を無償で付けさせ、プロパンガス事業者はその費用を消費者(入居者や建物購入者)から回収する際に利用される商慣行のことを言います。 つまり月々のガス料金は、建物についている給湯器やガスコンロなどの設備やガス配管にかかる費用が上乗せされ請求されているのです。 そのため「無償貸与」や「無償配管」を利用した建物でプロパンガス契約を締結する場合、10年未満での中途解約は違約金や設備費用を請求するなどといった取り決めがあったりします。 そのような取り決めは無効であるとした最高裁判決やプロパンガスに関する法律などについて記事にしています。 ぜひご一読ください。

note更新まとめ 2025.12~2026.01

年末年始にかけての新しいnote記事のお知らせです。 ⓵ 空き家問題の本質をひも解く 2025年12月28日 なぜ空き家は問題なのでしょうか。 なぜ空き家は増え続けるのでしょうか。 空き家問題に対する新しい視点を考察しています。 ② 賃貸不動産経営管理士という表現の違和感 2025年12月30日 なぜ「賃貸借」から「借」をはずしたのか。 なぜ「経営管理」なのか。 住宅を借りることが難しくなっているのではないかという疑問について考えています。 ③ 住宅市場を斬るブルデューの視点 2025年12月31日 『住宅市場の社会経済学 著者:ピエール・ブルデュー 訳者:山田鋭夫、渡辺純子 発行:株式会社藤原書店』 ピエール・ブルデューというフランスの社会学者をご存じでしょうか。 「ディスタンクシオン」、「世界の悲惨」など数ある彼の著作の中で、住宅市場についての考察を著した本についてご紹介しています。 ④ おすすめの1曲 「The Sky Is Crying /Eric Clapton」 2026年1月2日 新年、事務所で最初に流れてきた1曲です。 エリック・クラプトンという稀代のギタリストが追求するブルースの世界。 半世紀前の名演をご紹介しています。 ⑤ マンション形而上学 003 2026年1月3日 今年の4月からマンションに関する新しい法律が施行されます。 その法律の背景や趣旨を、消費者の立場から考えています。 ⑥ 中古住宅の選び方 001 2026年1月4日 コロナ禍以降の建築費用の大幅な値上げは、新築で家を建てるという選択肢を排除するものです。 では、残された選択肢の中からどれを選べばよいのでしょう。 その選択肢の一つである中古住宅を選ぶ際の判断基準について、弊社なりの見解を提示する連載をスタートしました。 ⑦ 川棚と隈研吾建築 2026年1月5日…

note更新 マンション形而上学 001

noteに新しい記事を掲載しました。 マンション形而上学 001 高騰するマンション価格について考えました。 不動産の価格高騰と言えば、バブル経済を想像します。 バブル経済とは、株式や不動産価格が実態とかけ離れて膨らんでいったものです。 その背景には、様々な要因が隠れていましたが、現在のマンション価格の高騰はどうでしょう? 不動産鑑定や独占禁止法などをまじえてその要因に迫ります。 ぜひご覧ください。