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長引く休校措置が入試に及ぼす影響

 今年3月2日の全国一斉休校要請から、小中高の学校再開の目途が立たない状況が続いています。新型コロナウイルスの感染者数が増え続けるなかでは仕方ないことなのでしょうか。

 

 新しい大学入学共通テストに関する騒動が記憶に新しいところですが、現在の状況が続けば来年の入試も心配になります。休校措置の延長が地域によってバラバラな対応であれば、受験生の学習習熟度に大きなバラツキが出ることになります。そんな状況で公平な試験が出来るはずがありません。

 

 在宅勤務を推奨するのと同様に、在宅学習を推奨するのでしょうか。オンライン授業を想定した改正著作権法の施行政令が今月10日閣議決定されました。文科省は長期休校を視野に入れて通信端末などの準備を進めているようです。このままでは仮にハード等の環境整備が整ったとしても、教師や生徒の準備は出来ないままオンライン授業がスタートすることになりそうです。

 

 緊急事態だからこそ、情報不足で混乱に拍車をかけるのではなく、先回りした丁寧な説明で国民を安心させて欲しいものです。      R.02.04.12