2019年10月11日、最高裁が石巻市と宮城県の上告を棄却し、学校や行政の防災対策に過失があったと認めた2審仙台高裁の判断を支持しました。教育の現場に大きな影響を与える大変重要な司法判断です。5人の裁判官全員一致の意見だそうです。
河北新報社報道部による書籍「止まった刻 検証・大川小事故 発行:株式会社岩波書店」を読んでいただきたいと思います。震災前の防災対策に過失があったと判断された今回の津波訴訟への一連の動きが詳細に語られています。
以下引用
【司法が判断の大前提とした「予見すべき地震」は東日本大震災ではなく、高い確率で起きると言われ続けてきた宮城県沖地震であることを改めて銘記しておきたい。】
子供たちにとって安心な場所であることが学校には求められます。今回の最高裁判決の持つ意味を私たちは深く胸に刻まなくてはなりません。 R.01.10.11