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固定概念の断捨離 稗田町

【ビフォーの不満点】

・トイレ、洗面室、お風呂が狭い

※特にトイレと洗面室は0.75坪のスペースを分割し併設していたのでとても窮屈

・和室中心の間取

・急こう配で危険な階段

 

【アフターの改善点】

 キッチンの位置を大幅に変更する事で、お風呂・洗面室はそれぞれ1坪の広さを確保し、トイレもゆったり座れる広さになりました。位置を変更したキッチンは、冷蔵庫置き場をあえて部屋の真ん中に持ってくることで、狭いながらゾーニングを意識したスペースとしています。

 

 居室は全てフローリング仕様の洋室とし、スペースを無駄にしないためにも片引き戸を採用しています。勿論段差も解消しています。2階には収納スペースをしっかり確保しています。

 

 階段は解体作業後に梁や柱の補強の兼ね合いを見て最終的な位置決めをしています。昇降口の位置を変更するため、玄関土間を縮小し床を延ばすことで昇降口と収納部分が並ぶ玄関ホールとリビングの中間領域が生まれました。収納部分はシューズボックスとして、またストック庫としての利用を想定しています。床下点検口も新設した階段下部分のスペースは、掃除機なども置ける様に開口部分に扉をつけていません。

 

 おそらくこの広さの建物をリノベーションする場合、大抵は2LDKのプランを考えると思いますが、固定概念を捨てゾーニングや中間領域等の視点を持つことで、メリハリのあるプランが実現しました。     H.30.11.16